黒い天使のブログ

先日紹介したコミックナタリーのイベントで
森薫が「いまもっとも気になる同業者の仕事」として当日のテキストに選んだのは
月刊flowersで連載中の水城せとな「失恋ショコラティエ」でした。


プロ目線のトークショー「コミナタ漫研」ゲストは森薫（コミックナタリー9/29）
↓
コミナタ漫研vol.1、森薫と読むのは「失恋ショコラティエ」（コミックナタリー10/17）


残念ながら未読なので極力当日までに読んでおこうと思います。



『失恋ショコラティエ』3巻は12月10日発売予定



ちなみに10月26日19時からの同イベントではUST配信が予定されていますが、
映像はテロップと参考図版にする予定とのことなので
森さんが映ることはないと思われます。年の為。




なお、サブテキスト（必読ではないが当日取り上げる予定）としてリストされている
都戸利津「群青シネマ」は、当ブログで紹介しています。





8ミリフィルムに詰まった夏休み…都戸利津『群青シネマ』第1巻
夏色フィルム青春漫画完結！　都戸利津『群青シネマ』第2巻
次の電車に乗って、あの人に会おう…都戸利津 『環状白馬線 車掌の英さん』


同じ作者の前作『環状白馬線 車掌の英さん』を森さんがブログで紹介しています。
そして『失恋ショコラティエ』『群青シネマ』共に
今年のぱふのアンケートに挙がってた作品ですね。






機械製本の限界に達したエンターブレイン『Fellows!』の今後を考える
おまけ4コマ「パリヤさんはお年頃」も！『乙嫁語り』第十四話「タラスの想い」
森薫ほか「Fellows!」作家陣が壁画作成／13号販促小冊子は「人外フェローズ」
コミナタのトークイベントで森薫が気になる同業他者の作品を紹介／過去の推薦例
COMIC ZIN 「フェローズ・フィエスタ2010」森薫サイン会リンク集

2008年10月の新創刊時は516ページだったエンターブレイン『Fellows!』。
以降、ページ数は以下のように推移しました。


第1号　516ページ　
第2号　580ページ　
第3号　708ページ　
第4号　740ページ　
第5号　932ページ　
第6号　964ページ　
第7号　964ページ　
第8号　900ページ　
第9号　1156ページ　
第10号　1096ページ（548×2分冊）　
第11号　1032ページ（516×2分冊）　
第12号　1060ページ
第13号　1230ページ


（再掲）

厚さではガンガンに及びませんがページ数ではフェローズが上回る。



新創刊時から2年でページ数は約2.38倍になった計算ですが、
13号オビに
「束厚50.1mm（計算値）。機械本作りの限界。これ以上はヒトの手作業に！」とあるので
単体でこれ以上の大幅なページ増は無さそう。
なのでそろそろページ数は安定する可能性もありますが、
これまでの経緯からするとまだまだ隙あらば（？）フェローズ編集部は
増ページ、あるいは掲載作品増を狙ってくる気もするので、
その方法をいくつか検証。



［１］また分冊にする　
10号＆11号で分冊にしたのは、9号が分厚く重くなり過ぎ
単体での厚さや重さを軽減する為だったと思われますが、
13号オビにあるように読者アンケートでは
二分冊よりも分厚い一冊を希望する声多数だったとのことなので（私も同じ意見）
12号からまた一冊に戻りました。
しかし単体でのページ数が限界な現状で刊行ごとのページ数を増やすには
やはり分冊しかありません。
この方法だと理論上1230×2=2460ページの号を作ることも可能。
1回だけでいいんで2000ページ超の号を作って欲しい気もｗ



［２］隔月刊から月刊にする　
“隔月刊”スタイルの漫画誌にはすぐ思い浮かぶパターン。
この月刊化には2種類あって、

（2-1）連載作品は基本毎号掲載
これまで隔月だったペースを毎月にするとさすがに1話ごとのページ数が減ると思われるので、
その分掲載可能作品数は増えます。
ただし「一話あたりの読み応え」が低下するので、この方法は取らない気が。

（2-2）作品ごとの隔月掲載はそのままで、現在発刊していない奇数月に新たなフェローズを作る　
これは単純に奇数月発行のフェローズ分だけ掲載枠が増えます。
ただこれは同じ名前だと紛らわしいので名前を別にするべきでしょうね。
フェローズレッドとフェローズブルーとか。
ちなみにこの2-2の方法については、月刊サイゾー2010年5月号のマンガ特集内
「編集者匿名座談会」で噂されていた方法でもあります。



［３］本誌のペースはそのままで、「水着フェローズ」のような増刊を多めに発行する
作品発表の場を増やすにはこれが一番現実的でしょうか。
ただその“水着フェローズ”（Swimsuits Fellows!）は924円とやや高く、
この形式の増刊は2009年8月以降まだ2回目がまだ無いので、
あまり期待したほどの成績には達しなかったのかな？



Swimsuits Fellows! 2009 (BEAM COMIX)

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ここまで好き勝手に推論を展開してきましたが、上記は
あくまでも「今までどおり増ページ、あるいは掲載作品増を目指す」場合の方法論。
まずは隔月刊のまま足場を固めて欲しいと思いつつ、でも
「また何かやらかしてくるかも！？」と思わせる漫画誌であって欲しいとも思いつつ。



個人的にはとりあえず公式サイトにもう少し注力して欲しいところ。
8月のフェローズ・フィエスタは
「サイン会参加方法は近日中にご案内いたします」のまま案内は無く
イベントレポートも無し。
10月のマチアソビに至っては告知すら無しというのは……



フェローズ公式サイト



おまけ4コマ「パリヤさんはお年頃」も！『乙嫁語り』第十四話「タラスの想い」
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コミナタのトークイベントで森薫が気になる同業他者の作品を紹介／過去の推薦例
COMIC ZIN 「フェローズ・フィエスタ2010」森薫サイン会リンク集

7/9にスタートしたアニメ最萌トーナメント2010が、
3ヶ月強の戦いを経て本日決勝戦が行なわれました。
ということで前回（ブロック決勝終了）から今日までの決勝トーナメント7試合を振り返ります。

予告では1222ページだったフェローズ13号、
現物はさらに8ページ増えて1230ページに。
しかもご丁寧にオビに目盛入り。約5ｃｍで1.5kg。





手元にある月刊少年ガンガン７月号（1222ページ、6.5ｃｍ）と並べましたが、
この号のガンガンよりページ数多いとは。
ちなみにこれまでフェローズ最厚だった9号の1156ページから74ページ増えましたが、
横に並べると厚さはそんなに変わらず。
オビによると
「機械本作りの限界。これ以上はヒトの手作業に！」とのことなので、
さすがにもうここから100ページ増！といったことは無さそう。



Fellows! 2010-OCTOBER volume 13 (ビームコミックス)

エンターブレインの紹介ページ



最近のフェローズの表紙絵については、絵柄が公開になった時に
11号（ややグロい）、12号（ふんどし！）と記事にしてたんですが
今回は割と普通だったので記事書かず。
ただコピーが
「死こそ常態、生はいとしき蜃気楼」とあったので
（これは棺なのかな？）とは思ってましたが……


表紙をめくると仕掛けが！


これはさすがに発売前には分からない。
よく「カバーを外すと同じ構図で水着に！」とか「ページをめくると下着に！」とかは見かけますが、
フェローズはそうきたか……

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さて『乙嫁語り』は第十四話。



タラスの義母から娘のことをお願いされたスミス。
でもさすがに出会ったばかりの女性を嫁にもらう訳にはいかないわなぁと思ってましたが、
なるほど、今すぐは無理があっても、これを出会いイベントと考えれば後日の可能性は充分か。
意外と可愛い一面を見せるタラスさんと、イザという時にしっかりした面を見せたスミス。
わずか一話で思い切りフラグが立ったなぁ、主にタラスさん側に。


娘のためとはいえ義母の行動はヒドいですが、結果的にこれも二人の後日再会フラグへ。
そしてトドメのタラスさんの“おまじない”……
あーこれでスミス陥落したかな？


そしてラスト、いきなりスミスが陰謀に巻き込まれてますが、この窮地を救うには
いま別れたばかりのタラスの助けが必要？
しかし今タラスの家にはこの陰謀の主が行っているだろうし……さてどうなる！？

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『乙嫁語り』第十四話は38ページ。現在3巻用ストックは22＋24＋38＝84ページ。
そして今月はなんとおまけとして
乙嫁4コマ「パリヤさんはお年頃」4ページ掲載！





タイトルどおり全編“お相手が…”ネタなのが可哀相ではありますがｗ
パリヤさん可愛い！
お久しぶりのアミルとカルルクも登場！
（ちなみに本編にもスミスの回想で登場してます）
たぶん『乙嫁語り』3巻に収録されると思いますが、今のペースだと次巻は早くても来年6月。
パリヤ萌えの方は今号だけ買っても悔いはないかと。


森さんの4コマというと『エマ』番外編第十七話「いつまでも愉しき日々」（第10巻収録）以来かな？
今回も本編があってこその4コマですが面白い。
一度4コマオリジナルの作品も読んでみたい気が。

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そして9/10既報の特別小冊子
『コスチュームフェローズ』全員プレゼント企画がフェローズ13号からスタート。
事前情報では単行本の応募券2枚＋フェローズ13号・14号内の応募台紙1枚となってましたが
今号の要綱によると応募券1枚＋台紙1枚で申し込み可能な模様。
対象単行本は

10/15発売分
長野香子『ノラ猫の恋』2巻、
久慈光久『狼の口 ヴォルフスムント』2巻、

11/15発売分　
宮田紘次『ききみみ図鑑』、
原鮎美『ピーチ・オン・ザ・ビーチ』1巻、
入江亜季『乱と灰色の世界』2巻、
長崎ライチ『ふうらい姉妹』1巻、

12/15発売分　
百名哲『演劇部5分前』第2巻（発売延期）、
福島聡『星屑ニーナ』1巻、
なかま亜咲『健全ロボ ダイミダラー』第2巻。


『コスチュームフェローズ』は本誌と同じB5サイズという以外は執筆陣等不明ですが、
はがき代の他は読者負担無しの太っ腹企画なので
対象商品のセット（フェローズ＋単行本）が揃う方はぜひ応募を。


（追記）
フェローズ公式にも告知出ましたが、このFellows!13号で
森薫先生の複製原画プレゼントも行なわれています。



森薫ほか「Fellows!」作家陣が壁画作成／13号販促小冊子は「人外フェローズ」
コミナタのトークイベントで森薫が気になる同業他者の作品を紹介／過去の推薦例
COMIC ZIN 「フェローズ・フィエスタ2010」森薫サイン会リンク集
『萌える眼鏡っ娘の描き方』に森薫描き下ろし眼鏡っ娘イラスト掲載
2人目の“乙嫁”タラスさんの幸せは何処に…『乙嫁語り』第十三話「懇願」


森薫関連商品一覧




ききみみ図鑑


ピーチ・オン・ザ・ビーチ(1)


乱と灰色の世界(2)


ふうらい姉妹(1)

マチ★アソビというイベント自体は知っていましたが、
今年フェローズ作家陣がイベントに参加するのを知ったのは前日深夜でした。
うーん、アンテナ低いなぁ私。


［告知関連］
「眉山山頂秋フェスタ×マチ★アソビ」公式サイト
南海ブックスのページ
近藤光（ufotable）on Twitter
10月9日～11日に行われる「マチ★アソビ Vol.4」イベント一覧（GIGAZINE）



［イベントレポート］
「エマ」の森薫ほか月刊誌「Fellows！」連載漫画家7人が合作壁画を描く様子のムービー（GIGAZINE）
＊↑「Fellows!」は隔月刊誌なのでGIGAZINE間違い。
＊10/11 タイトルはこっそり修正した模様。ただし本文ではまだ「月刊誌」のまま。

Fellows!スレの書き込み　レポート感謝。

漫画家の絵のうまさに感動、「Fellows！」連載作家7名による「マチ★アソビ」合作壁画～完成編（GIGAZINE）


8月22日にCOMIC ZINで行なわれたフェローズ・フィエスタは
かろうじて8日前にフェローズ公式サイトで告知されましたが、
今回は事前に公式サイトで告知無し。
何か理由があるんでしょうか。

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そのフェローズ公式サイトが今日更新され、
10月15日発売の13号の販促品が
小冊子「人外フェローズ」と、「フェローズ特製ピンバッジ（2個1セット）」と発表に。
特典は一部書店にて配布。エビテンで購入すると両方同梱されるとのこと。
販促2種類作成とはまた豪気ですなぁ。



Fellows! 2010-OCTOBER volume 13 (ビームコミックス)




コミナタのトークイベントで森薫が気になる同業他者の作品を紹介／過去の推薦例
COMIC ZIN 「フェローズ・フィエスタ2010」森薫サイン会リンク集
『萌える眼鏡っ娘の描き方』に森薫描き下ろし眼鏡っ娘イラスト掲載


森薫関連商品一覧