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2009-09-28(Mon)

作者論や全著作解題にオーケン対談も…『ユリイカ』2009年10月号:福本伸行特集

普段は正直縁遠い雑誌ですが、時折組まれる
「西原理恵子」「荒木飛呂彦」「初音ミク」「菅野よう子」といった特集は
非常に興味深い『ユリイカ』。
今回は福本伸行特集。


ユリイカ2009年10月号 特集=福本伸行 『アカギ』『カイジ』『最強伝説 黒沢』…賭けつづけるマンガ家
ユリイカ2009年10月号 特集=福本伸行 『アカギ』『カイジ』『最強伝説 黒沢』…賭けつづけるマンガ家
青土社の紹介ページ



毎度濃厚なことで知られる同誌の特集記事ですが
今回も全240ページ中188ページ(約78%)が福本特集。
しかも活字たっぷりなので読みきるまでに相当時間かかります。


まずは福本伸行×大槻ケンヂ対談。
オーケンはこの対談があるから『カイジ』をようやく途中まで読んできた、という程度の読者ですが、
福本曰く
「この人と酒場とかで色々話したら面白いだろうな、と思っていた」という言葉通り
対談は結構噛み合っておりました。


次に貴重なのが初期作品
『いけないカッちゃん ラブストーリー』(30P)の収録。
今の作風からはとてもかけ離れた青春ラブコメです。
なんと入浴シーンも!


hukumoto1001

続いて怒涛の福本伸行各論が十五稿。
作者論に始まり「アカギ」「カイジ」「黒沢」論、
果ては「ざわ…」考、「ぐにゃあ」考、福本キャラと戦国武将……何でもアリかw


そしてラストを飾るのは福本伸行全著作解題。
「ふくもと飛火(とび)」名義のデビュー作から最新作までの全著作を網羅とのことで、
すごいリストです。





ではザッと斜め読みした中から印象的な発言やテキストをいくつかピックアップ。





福本 「この『アカギ』もまた友達がひとりもいない男なんです(笑)。
『アカギ』は腐女子に人気あるみたいですけどね」

大槻 「主人公と誰かをくっつけたりして。受け×攻めで?」

福本 「本そのものは読んでいないんだけど、その手のコミケでは人気のキャラらしいですよ(笑)」





いしかわじゅん
「福本の現在のキャラクターの造形は、もちろんご存じだと思う。ほとんど人間の形をしていない」






【関連】
コミックバンチの『コンシェルジュ』にカイジネタ
「オトナファミ」福本伸行インタビュー:『銀と金』について

マンガ論から荒川弘インタビューまで…ユリイカ6月号 特集:マンガ批評の新展開


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2009-09-27(Sun)

アトリエ資金1千万円の行方は?『西原理恵子の太腕繁盛記 FXでガチンコ勝負!編』

あのサイバラが外国為替証拠金取引(FX)に挑んだweb連載がついに単行本化。


西原理恵子の太腕繁盛記 FXでガチンコ勝負!編
4103019328



自宅横の空き地にアトリエを建てる為の大事な資金1千万円を
果敢にFX取引に注ぎ込んだサイバラ。
果たして大事なお金の行方は……?


と、一応テンプレ通りに煽ってみましたが、
対談部分でサイバラが語っているようにFXは基本バクチ。
「あくまで遊びのお金と割り切ってやらないと」と言い切るサイバラ。
まずそんな軍資金を用意出来る時点で凄いわなぁ。


念のために書く必要もないかと思いますが、この本には
FX取引の参考にするべき内容ではありません。
いや、反面教師としては参考になるかw



-----



で。
実はタイトルにあるFXマンガは単行本の約半分。
残りは新潮45で連載されていた日常漫画「鳥頭日記」。
こちらは最近の遊び仲間・岩井しまんこ志麻子ちゃんを筆頭に
最強タニマチ・高須院長や新潮社編集・中瀬ゆかり嬢らとのお話がメインで、
そんな中にふと鴨ちゃんの話も織り込まれたり。
個人的にはこちらの鳥頭日記部分が好み。


それにしてもしまんこちゃんの作品の「おめこ電球」は凄いタイトルだなぁw



銭の花はどこに咲く。西原理恵子の太腕繁盛記 生(なま)
最近はすっかり猫ブログと化していますな。


【関連記事】
西原理恵子の人生画力対決、今後の予定に江口寿史・福本伸行・吉田戦車・伊藤理佐
西原理恵子の人生画力対決、次の相手はちばてつや&とがしやすたか
『西原理恵子の人生画力対決』の喧嘩を買ってくれる人が現れたらしい
サイバラの危険な新連載…『西原理恵子の人生画力対決』


毎日かあさん家計簿2010
4091022405


パーマネント野ばら (新潮文庫)
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2009-09-25(Fri)

秋田書店はぜひ『ギャンブルフィッシュ』原作・青山広美作品の再販を(特に麻雀系)

連載も終盤に差し掛かっていると思われる『ギャンブルフィッシュ』。
(原作:青山広美、作画:山根和俊)


GAMBLE FISH 13 (少年チャンピオン・コミックス) GAMBLE FISH 12 (少年チャンピオン・コミックス) GAMBLE FISH 11 (少年チャンピオン・コミックス)
そういや主人公・杜夢はいまだに表紙になってないんですよね。
アヴィでさえ10巻表紙になったというのにw



現在のOB懇親会編、主人公の戦いはいろいろ盛り上げようがありますが
(面白いがどうかは別として)、
それ以外の戦いをどう盛り上げるのかと思っていたら
ジャスミン・ナイトvsガトー・シスターズでは「ヨガリウオ」という
とんでもフィッシュを登場させ女性キャラをやたらとヨガらせて、
かと思えば次戦の竜島進vsドン・ロメロ戦では
五木島も加えて一転して親父臭い対戦を描き、
阿鼻谷vsキング・オマハ戦では獅子堂美華の女体ポーカーという
少年誌ギリギリのとんでも遊戯投入。
しかもディーラーが“脱衣ポーカー界の帝王”カイザー水原とは。
予選での十文字とのポーカー対決はやや唐突な感じもありましたが、
アレはここへの前振りだったと思えばそれも納得。
ここまできて1回戦を振り返ると、初っ端の杜夢の戦いが一番地味に思える盛り上がり方。



-----



これでまたワクテカしながら数週間を過ごせるのは嬉しいんですが、
残念なのは原作・青山氏の著作(特に麻雀系)が入手しにくいこと。
前にも書いた気がしますが、またお願いしときましょう、旧作の再販を。


近代麻雀コミックス分については竹書房に頼みたいところですが、ここが出してくれるくらいなら
そもそも『東風のカバ』2巻以降を未発売にしたりしないでしょうから望み薄。
そこで秋田書店。
『ギャンブルフィッシュ』が一定以上のヒット作となったことで
次回作も同じく週チャンかヤングチャンピオンあたりから青山氏に依頼がいくかな、と予想し、
その新作発刊にあわせて『トーキョーゲーム』『バード』あたりを再販してもらえないかなぁ、と。
巻数も少ないですし。
まぁ理想は『ギャンブルフィッシュ』がアニメ化でもされて
その話題に乗って、が理想なんですが。


『パワーボムTHEATER』(青山パセリ名義)も、なんて無理は言いませんので、
麻雀系だけでもぜひお願いします秋田書店様。


バード砂漠の勝負師 1 (近代麻雀コミックス) バード砂漠の勝負師 2 (近代麻雀コミックス) トーキョーゲーム 1 (近代麻雀コミックス) トーキョーゲーム 2 (近代麻雀コミックス) 東風のカバ 1 (1)    近代麻雀コミックス 九蓮宝燈殺人事件 (近代麻雀コミックス)


【関連】
ギャンブルフィッシュ風『とらドラ!』選手入場!!
『ギャンブルフィッシュ』原作:青山広美が“青山パセリ”だった頃

2009-09-18(Fri)

コミックバンチの『コンシェルジュ』にカイジネタ

コミックバンチ42・43合併号より。


ホテルの役職の一つであるコンシェルジュ
(最近は他のいろんな職種でも呼称を使われることが増えました)
の活躍を丁寧に描きながら、一方で小ネタが多いことでも知られる漫画『コンシェルジュ』。


コンシェルジュ 17 (BUNCH COMICS)
藤栄道彦 いしぜきひでゆき
4107715116



普段は原稿の隅に隠しキャラが小さく描かれたり(エマさんが描かれたことも)、
登場キャラがどことなく有名人・有名キャラに似ている、といった感じで
控えめなことが多いのですが、今回はかなり派手。





アメリカ人旅行者が、紆余曲折あって(間接的ながら)築地のマグロの競りに参加することに。
「一番いいマグロを高値でも必ず落とす」ことを身上にしている店の若い衆が
相場より高値でもずっと喰らいついてくるアメリカ人に大苦戦。
ついに……




concierge1004
「バカなっ…キロ2万円…っ!460万!!ありえないっ!」



やりやがったw

初読時は見落としてましたが、前ページ最後にはちゃんと
(ざわ… ざわ…)の擬音と前田らしきキャラも。
パロディーをやれる作品であれば一度はやってみたいモンなんですかねぇ福本パロは。



-----



そういえば今月発売のユリイカが福本伸行特集とのことで。
これまでにも西原理恵子や荒木飛呂彦特集、最近では初音ミクや菅野よう子特集とか
いろいろツボを突いてくるなぁ 青土社。


ユリイカ2009年10月号 特集=福本伸行 『アカギ』『カイジ』『最強伝説 黒沢』…賭けつづけるマンガ家 ユリイカ2009年8月号 特集=菅野よう子 アニメ・映画・ゲーム…音の魔術師のすべて!! ユリイカ2008年12月臨時増刊号 総特集=初音ミク ネットに舞い降りた天使 ユリイカ2006年7月号 特集=西原理恵子


【関連】
マンガ論から荒川弘インタビューまで…ユリイカ6月号 特集:マンガ批評の新展開
「オトナファミ」福本伸行インタビュー:『銀と金』について

2009-09-14(Mon)

『ガウガウわー太』の梅川和実、次の連載は月刊ヤングジャンプでスタート

これまでエニックス(当時)、メディアファクトリー、新潮社、双葉社、白泉社、
一迅社と仕事をしてきた梅川和実先生。
少し前にブログに「S社」という記述が登場した時、私は別の出版社を想像したのですが、
まさか集英社だったとは。
ということで、先日の記事で触れた「S社の月刊誌」とはこの件でした。


月刊ヤングジャンプ 2009年 10/20号 [雑誌]
月刊ヤングジャンプ 2009年 10/20号 [雑誌]


umekawa1005

月刊ヤングジャンプ11月号から
新連載『あんな』スタート。
梅川先生は『ガウガウわー太』連載中にコミックハイ!で『そら☆みよ』、
ヤングアニマルあいらんどで『スノーホワイト』を連載していましたが
どちらも単巻で終わりました。
わー太が終了した今、T書房での新企画とあわせて
こちらも頑張って頂きたいところです。



ただ……集英社の編集氏、さっそくやらかしてますね。
もはや定番の間違いではありますが「梅川和」ではなく「梅川和」です。
あと、「毎月第3火曜日発売」と言いながら10月は第2火曜発売なのは何故でしょう?
表3カラー広告の「10月13日」が間違いで、
目次下部の「10月20日」が正しいようです。


【関連サイト】
STUDIO COSMOS


【関連】
足かけ8年の連載いよいよ完結…梅川和実『ガウガウわー太2』第5巻
表紙にドキッ、でも委員長の恋は…『ガウガウわー太2』第4巻

アキバを護る男、ザンガード再び!『ハチワンダイバー』番外編


ガウガウわー太2 4 (IDコミックス REXコミックス) 新装版 ガウガウわー太 (1) (IDコミックス REXコミックス) 新装版 ガウガウわー太 (2) (IDコミックス REXコミックス)

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