オリジナル単行本デビュー作『環状白馬線 車掌の英さん』が傑作だった
都戸利津先生の新作。
群青シネマ 1 (花とゆめCOMICS)白泉社の紹介ページ舞台は1961年(昭和36年)、四国の全寮制男子校。
成績は優秀だがイタズラも多い仲良し三人組(栄・里見・弥方)は、
3か月前に東京の大学へ行ってしまった水野先生を楽しく驚かせる方法に頭を悩ませていた。
そんな時、ふとしたきっかけで8ミリシネカメラと出会い、自主映画製作を始めますが……
興味を持った方は
白泉社のページで数ページですが試し読みできるのでぜひ。
今では貴重かもしれない真っ直ぐな青春ストーリー。
コメントによると残念ながら次の第2巻で完結予定とのことですが、
1巻も「うわーそこで続くのか」と言うくらい気になるところで終わってますし、
前作もそうでしたが、都戸利津先生はとにかく構成が上手い。
巻内でご自身が語っているように華やかさはないかもしれませんが、
オリジナル単行本2作目とは思えない作品全体の堅実さは凄いです。
関連スレによると単行本未収録作品が何本かあるようなので
そちらの単行本化も期待。
『群青シネマ』2巻が出るまでは、原作付き作品だけど
『心霊探偵 八雲』とやらを読んでみるかなぁ。
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