毎年恒例、月刊『創』のマンガ特集号が発売。
創 (つくる) 2011年 06月号 [雑誌]表紙は誌面で浅野いにおと対談している
花沢健吾の『アイアムアヒーロー』。
目次詳細は
創出版のページ参照。
「マンガ市場」「映像化」「TVアニメ」「デジタルコミック」「性表現規制」と
キーワード的には去年とほぼ同じですが、それぞれここ1年の動きを紹介する記事。
目を引いたのは、2月の自社全雑誌表紙に『ONE PIECE』登場を企画した集英社が、
今度は自社の全マンガ誌それぞれに応じた
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』を掲載するキャンペーンを企画中という件。
少女マンガ風は以前にもあった気がしますが
「YOU」や「コーラス」といった女性誌向け『こち亀』ってどんな風になるんでしょう?
さてここからは
[大手3社(講談社、小学館、集英社)の売れ行き良好コミックス]と題した
初版部数上位の表に関する雑感。
●講談社
『のだめカンタービレ』108万部(24巻)を筆頭に顔ぶれも順位もほぼ一緒。
目を引くのは3位『聖☆おにいさん』が去年の75万部(4巻)から92万部(6巻)と
いまだに増加していることくらいか。
●小学館
トップは安定した強さの『名探偵コナン』(78万部、第69巻)。ただし去年より8万部減。
2位には『ハヤテのごとく!』45万部(25巻)。
去年4位だった『ブラック・ラグーン』が見当たらないと思ったら
対象期間中に単行本出てないや。というか休載長いなぁ。
同様に去年3位だった『僕等がいた』が今年は15位までに入らず。
こちらは期間中に14巻が出ていますが。
●集英社
『ONE PIECE』380万部(61巻)を筆頭に、4位の『BLEACH』まで100万部超。
といっても作品は同じではなく、3位は去年の『H×H』から
『君に届け』117万部(13巻)に変わってますが。昨年比37万部増。
15位に30万部で『こち亀』(169巻)、『迷い猫オーバーラン!』(2巻)、
『べるぜバブ』(10巻)という3作品。
この巻数でいまだに30万部というのが凄いなぁこち亀。
【関連記事】
マンガ大手3社の09年度初版部数表雑感…月刊『創』2010年6月号月刊『創』2009年5月号:特集[変貌するマンガ市場]の紹介こちら葛飾区亀有公園前派出所 174 (ジャンプコミックス)こちら葛飾区亀有公園前派出所 173 (ジャンプコミックス)PR