3月23日は講談社から『王狩』第2巻と『ひらけ駒!』第1巻の将棋マンガ2冊が同時発売。
これで今『しおんの王』が連載中だったら、掲載誌が
モーニング・アフタヌーン・イブニングの揃い踏みなんですけど。
ひらけ駒!(1) (モーニングKC)南 Q太
将棋漫画というと大抵は主人公がそれなりの強者な場合がほとんどですが、
この『ひらけ駒!』は将棋にハマったばかりの小学四年生、菊地宝くんと
その母が主人公。
はじめは熱中する息子をただ温かく見守るだけの母でしたが、
次第に彼女も「直接将棋を指す」以外の部分でその世界にハマってゆき……
子供が将棋で強くなっていくのは漫画として普通の流れですが、
そこにミーハーな母の視点を加えて一緒に夢中になっていくのが新鮮。
しかも現実の将棋界を舞台にしていて、著書や専門誌の記事、棋界の説明の際に
実在のプロ棋士がいろんな形で描かれていています。
(四段昇進時の写真を見ながら)
こ…この美青年は……郷田真隆九段…?
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まぁ20年も経てば容姿変わりますわなぁ。
あと、NHK将棋講座の“あっくんの目ヂカラ”
(阿久津主税「中盤感覚をみがこう」)にも触れてましたが、
4月から始まる山崎隆之「ちょいワル逆転術」もぜひ触れていただきたいところ。
それにしても“ちょいワル”って、山崎ェ……
NHK 将棋講座 2011年 04月号 [雑誌]このように将棋界を既にある程度知っている人には
色々「おっ」と思えるところが満載なんですが、
さて将棋をほとんど知らない方にはどのように映っているのでしょう。
将棋、および将棋界に興味を持つきっかけになってくれるといいのですが。
王狩(2) (イブニングKC)青木 幸子
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