先日
米国図書館協会の選ぶ10代向けコミックのベスト10に選出されたばかりの
森薫『乙嫁語り』、今度はフランスのアングレーム国際漫画祭において
「PRIX INTERGENERATIONS」という賞に選ばれました。
Festival International de la Bande Dessinee :: Le Palmares officielアングレーム国際漫画祭 - Wikipediaアングレーム国際漫画祭というと2007年に
水木しげる『のんのんばあとオレ』が最優秀作品賞に選ばれた漫画祭。
今回のが日本語的にどういう賞になるのかは翻訳サイトにいれてもよく分かりませんが、
ともかく森さんおめでとうございます。
なお日本の作品では他に辰巳ヨシヒロ『劇画漂流』が
「PRIX REGARDS SUR LE MONDE」賞に選ばれています。
(追記)
こちらのサイトによると「世代間賞」となっていますね。
アングレーム国際漫画祭2012 受賞リスト :: 1000planches
そして日曜深夜、フェローズの公式ツイッターアカウントで
受賞記念突発企画「世界の森薫さん」がスタート。
各国版の単行本はあの「あとがきちゃんちゃらマンガ」まで忠実に翻訳してるのは
当ブログの英語版記事でも紹介していますが、それをより多くの国で比較しています。
日本語版 フランス語版 中国語版(香港・台湾) 英語版 韓国語版 イタリア語版 インドネシア語版 ドイツ語版これだけ並ぶと壮観ですね。
日本のamazonだと英語版以外にドイツ語版が扱ってたりするんですが。
……って、いま値段見たら日本語版より安いのはどういうこと!?w
いずれの出版社も『乙嫁語り』は、あとがきまできちっと翻訳されているのが特徴。「15でねえやは嫁に行き(タイトル)」とかは、「アカトンボー、ジャパーニーズ・トラディショナル・ソング」とか注釈があったりする。翻訳者たちの本気を感じます。
はい、「赤とんぼ」の説明についてはやはり驚きますよね。
ウチの記事でもやっぱり触れてますし。
ハードカバー仕様の森薫『乙嫁語り』英語版(A Bride's Story)第2巻紹介ハードカバー仕様の森薫『乙嫁語り』英語版(A Bride's Story)第1巻紹介森薫『エマ』英語版第10巻の紹介森薫『エマ』英語版第9巻の紹介森薫『エマ』英語版第8巻の紹介森薫『エマ』英語版第7巻の紹介英語版『シャーリー』の紹介『乙嫁語り』米国図書館10代向けコミック10選に/「乙嫁コンツェルト」続報フェローズ×ゲッサン(乙嫁語り×信長協奏曲etc)のコラボが企画中らしい(追記有)森薫拾遺集 (ビームコミックス)PR