エンターブレイン発行のムック「Quarterly pixiv」、
今日発売の第7号は漫画特集。
巻頭では入江亜季、森薫、内藤泰弘の3人に
「漫画の描き方」についてインタビューしています。
Quarterly pixiv vol.07 (エンターブレインムック)エンターブレインの紹介ページ森さん関連は全6ページ。
インタビューはデビューまでの経緯ときっかけ、これまでの作品についてとこれから、
漫画の描き方については主にコマ割り、演出の仕方について語っています。
作画環境の写真の中にフィギュアの棚があって、メイドキャラが多数あるのは勿論として、
『Fate/zero』のスーツ姿セイバーらしきフィギュアも。
技術的な内容はぜひ買って読んで頂くとして、
個人的にピックアップしたいのは以下の部分。
(これから描きたい作品についての流れから)
私もよく考えるんですが……もし人生60年として、
年齢的にはもう折り返し地点に来てるんですよ。
だいたい1作品を5~6年続けて単行本10冊と考えると、
もう連載であと6作品くらいしか描く時間がないんです(苦笑)。
私の大好きな谷口ジロー先生は、60歳を超えても精力的に執筆されていますから、
谷口先生が描いてる間は私も後を追いかけて、長く描いていきたい。
そうすればあと数作長い作品を描いていけるかもしれませんね。
作家の人生は思うほど長くない。作画はやはり自分で全部描きたい気持ちが強いので
自分が今何を描くべきなのか、しっかり選んで描かねばと、つくづく思いますね。
(*太字強調は管理人)
まだ長編は『エマ』『乙嫁語り』の2作品だけなのに、
いざ具体的に「長編はあと6作品くらい」と言われると、
確かに計算上はそうだとはいえ、なんか緊張してくるなぁ。
そして
12/11の記事でお伝えしたとおり、
今号の付録は別冊の「森薫印マンガ用画材の選び方」。
「これから漫画を描こうと思っている人、
描き始めたのだけど、画材が多すぎてどれを選んでいいのか皆目見当がつかない、
という方の為」に
森さんが「ペン先」「インク」「トーン」の3つについて簡単な指標を
12ページに渡ってまとめられています。
例に挙がってる『乙嫁語り』最新話の1カットなども
実に色々なペン先が使われているんですね。
とあるトーンについて
「品質はちょっと怪しいけど、選んで買えば許容範囲」といった風に
各製品について率直な意見が述べられてますので、描き手の方はぜひ参考に。
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