毎年恒例、月刊『創』のマンガ特集号が発売。
創 (つくる) 2012年 06月号 [雑誌]目次詳細は
創出版のページ参照。
まずは毎年とりあえずこの表の為に買っているともいえる
大手3社(講談社、小学館、集英社)初版部数上位の表に関する雑感。
●講談社
去年のトップ2だった『のだめカンタービレ』『バガボンド』がそれぞれ連載終了・休載で単行本が出ず、
トップが『進撃の巨人』に(第6巻・105万部)。
続く2位の『聖☆おにいさん』(第7巻・100万部)の2作品が共に
基幹誌ではなく派生誌(別冊少年マガジン・モーニング2)発であり、
いかに漫画誌と単行本の読者が乖離しているか、というのが特集総論の冒頭。
3位は『FAIRY TAIL』(第29巻・63万部)
●小学館
1位は『名探偵コナン』(第72巻・72万部)。
2位にいきなり『銀の匙 Silver Spoon』(第2巻・50万部)が。今月発売予定の第3巻は初版70万部だとか。
3位は『僕等がいた』(第16巻・46万部)。
『MASTARキートン完全版』第1巻が20万部で11位(同数多数)というのに驚き。
●集英社
別格『ONE PIECE』400万部(65巻)を筆頭に、『NARUTO―ナルト―』(第55巻・160万部)、
『HUNTER×HUNTER』(第29巻・148万部)。上位15作品中9作品が週刊少年ジャンプ掲載作品。
同表では例年通り各社15位まで掲載されています。
ただ、毎年思うんですが、そろそろ3社以外(角川グループ、スクエニなど)の初版部数も
項目を作ってほしいところ。
あと、各特集からピックアップをいくつか。
*週刊少年ジャンプは発行部数がここ数年283万部を保つ。
最近の『ONE PIECE』休載時の落ち込みは約6万部で一時期の半分だとか。
*マンガ特集ではあるが、ライトノベル特集・アニメ特集も各10ページ。
特にアニメに関しては毎年記事がありましたが、ライトノベル単独でこれだけページ数使うのは
このマンガ特集号では初めてかな?
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