一応発売日は15日ですが、エンターブレインの単行本は書籍扱いコミックスということで
お店に入荷した時点から販売しても特に問題は無く、
秋葉原では13日から発売されており(
アキバBlogの記事)、
こちらでも今日入荷したのでさっそく購入。
乙嫁語り 1巻森薫
エンターブレインの紹介ページはじめて表紙絵を見たときは右側(裏表紙)にカルルクがいて繋がってるのかと予想したんですが、
実際はエイホン家勢ぞろいイラストでした。未読の読者に作品イメージが伝わるカットですね。
あと、『エマ』の時のカバーから用紙が変わり、つやつやしたものに。
中の用紙は同じかな。
それとタイトル横に、これまで見られなかった
「The Bride's Stories」 by Kaoru Mori
という表記あり。英語のタイトルはこれでいくのでしょうか。
さて、作品の舞台は19世紀中央アジア、カスピ海周辺の地方都市。
遊牧民出身の娘・アミル・ハルガル(20歳)が
定住民一家の一員、カルルク・エイホン(12歳)に嫁いで来たところからスタート。
いろいろ文化の違いはあるものの、おおらかな一家は彼女を暖かく迎え入れ、
彼女もそれに答えノビノビ暮らしていましたが・・・
ちなみに「乙嫁(おとよめ)」とは古い日本語で「美しいお嫁さん」とのこと。(⇒
■)
この記事にあった「あっと驚く仕掛け」ってまだ炸裂してませんよね?
いったいナンなんですかね。
各話についてはフェローズ掲載時の記事をどうぞ。
第一話「乙嫁と聟花」第二話「お守り」第三話「騎行」第四話「アミルをかえせ」第五話「風邪」まず作品全域における民族衣装の描き込みだけでもかなりの域なのに、
第二話の木彫作品や絨毯の模様などはただ感嘆するばかり。
そして「メイド」「無口」「美人」「メガネ」「照れ屋」と
森さんの願望をこれでもかと詰め込まれた前作のヒロイン:エマと同様に、
「野生」「天然」「強い」「でも乙女」「でもお嬢様」と
“明日死んでも悔いのないキャラ作り”(本人談)の新ヒロイン・アミルさんの可愛さ。
「年上のお姉さんへの憧れ」には男も女も関係ないのかなぁ。森さん凄い。
巻末にはお待ちかねの「あとがきちゃんちゃらマンガ」ももちろん収録。
その最後には待望の人物関係図が。
以下、カルルクから見た関係で(太字がこの表で新たに判明した名前)
祖父:
マハトベク 祖母:
バルキルシュ 父:
アクンベク 母:
サニラ 姉:
セイレケ 姉婿:
ユスフ 姉夫婦長女:
ティレケ 長男:トルカン
次男:チャルグ
三男:ロステム
居候の研究者:スミス
アゼルと共に行動している男(タレ目):
ジョルク タレ目じゃないほう:
バイマト*帯ウラの「“若干”12歳」は「“
弱冠」の間違いですかね。
年齢については本来二十歳を指す言葉でしたが
最近は一般的に成し遂げられる年齢よりも若いという意味で「弱冠」が使われてるので
12歳に使ってもよさそうですが。
*
単行本を読んで続きをすぐ読みたくなった方へ。
1巻が5話収録で、巻末に「初出:フェローズ1~5号」となっていますが、
第六話はフェローズ6号ではなく5号に掲載されてるのでご注意を(5号は五・六話の一挙2話掲載)。
Fellows! 2009-JUNE volume 5 (BEAM COMIX)コミックナタリー Power Push - 乙嫁語り / 森薫既に話題沸騰してますが、記事・動画共に必見。
ヘリオトロープ(森薫先生のブログ)
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Fellows! 2009-OCTOBER volume 7 (BEAM COMIX)Emma Vol. 10Shirley VOL 01