前作『とある飛空士への追憶』はだいぶ評判になってからの読了でしたが、
この『とある飛空士への恋歌』は1巻発売時から読んでいて、
ライトノベルの購入数が少ない私にとっては初めて
シリーズスタートから完結までリアルタイムで追えたラノベに。
風の一族が休戦の見返りに要求したのは、風呼びの少女ニナ・ヴェントの身柄。
イスラの平穏のためにこの地を出立しようとするクレアに対し、
カルエルの取った行動は……
そして「空の果て」の謎とは……
まず読み始める前に注意したいのが挿絵バレ。
15日に
作者のツイッターで
本の真ん中(P165)にネタバレ挿絵が入っています。ぱら見するとネタバレ挿絵が目に飛び込んでくる可能性があるのでご留意くださいませ。
というつぶやきが。
ただこれは「空の果て」に関する挿絵なので個人的にはそんなに影響ない気も。
それより、巻頭のカラー挿絵のほうが人によってはダメージ大きいかも。
私自身は大丈夫でしたが(理由は後述)。
5巻は一章・二章・終章という構成で、一章終盤の辺りで
(あれっ、まだまだページ数あるけど……)と思ってしまったけど、
なるほど、旅の当初の目的である「空の果て」の謎もちゃんと描くんですね。
そして終章……「追憶」同様、せつなさ健在!
ラストも、あそこまでしか描かないのがいいんでしょうね。
発端である相手側の理由を考えると楽に成功する計画ではないと思いますが。
以下、格納して雑感追記。
内容に触れるので注意。