個人的には『委員長お手をどうぞ』の印象が強い山名沢湖先生が
最近「Kiss Plus」で連載していた作品が単行本化。
花ちゃんとハンナさん (KCデラックス)講談社の紹介ページ就職した会社がわずか3日で倒産し、やむなく通りすがりのメイド喫茶で働くことになった
浅木 花(あさき はな)。
訳アリのこの店での勤務に不安はあるもののメイド服の可愛さには抗えず、
洗濯用に持ち帰った自宅でも着用していた時、ふとのぞいた母の形見の古い手鏡から
金髪で青い目のメイドさんが現れて……
その英国メイド、ハンナ・シェルダン(ハンナさん)、実は幽霊!
しかもその姿、ほとんどの人には見えないのに
メイドさん(花ちゃんやその同僚)にだけ見えるという変り種。
そんなハンナさんに約100年前の英国エドワード朝メイドの生活を教えてもらいつつ、
花ちゃんは自身の仕事や同僚の恋などに向き合っていきます。
山名さんの絵柄とマッチしたゆるふわ現代ファンタジー。
そして話の折々に差し込まれる20世紀初頭のメイド考証の丁寧さ!
それもそのはず、この作品にはクレジットには登場していませんが、
『エマ ヴィクトリアンガイド』で森薫先生と共著の村上リコさんが協力しており、
山名さんが巻末で謝辞を述べています。
山名さんと村上さんは昔からの知り合いとのことで、
いろんな所に人と人の繋がりがあるものですね。
「花ちゃんとハンナさん」ミズウミ電報ブログ版(山名沢湖先生のブログ)図説 英国メイドの日常 (ふくろうの本/世界の文化)村上 リコ
エマヴィクトリアンガイド (Beam comix)森 薫 村上 リコ
委員長お手をどうぞ(完全版)山名沢湖
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