毎年恒例、月刊『創』のマンガ特集号が発売。
創 2015年 07 月号 [雑誌]目次詳細は
創出版のページ参照。
(記事書いている時点ではまだ目次載ってませんが、そのうち載るでしょう)
まずは毎年とりあえずこの表の為に買っているともいえる
大手3社(講談社、小学館、集英社)14年4月~15年3月の初版部数上位15作品の表に関する雑感。
●講談社
トップは『進撃の巨人』(第13巻、275万部)。
『七つの大罪』が去年の31万部から80万部に増えて2位に(第13巻)。
3位は去年の96.5万部から減ったものの、ここ数年安定して上位に居る『聖☆おにいさん』(第10巻、75万部)。
新しいところでは『進撃の巨人 悔いなき選択』(第2巻、55万部)、
『鬼灯の冷徹』(第15巻、38万部)、
『アルスラーン戦記』(第3巻、37万部)など。
●小学館
トップと2位はは去年と同じ部数で『銀の匙 Silver Spoon』(第12巻、120万部)、
『名探偵コナン』(第83巻・70万部)。
3位には新たに『妖怪ウォッチ』が(第4巻、67万部)、
さらに5位に『映画妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』(65万部)、
11位にも『妖怪ウォッチ〔全妖怪大百科〕<#1-26>』(23万部)……妖怪のしわざ、パない(小並感)
●集英社
『ONE PIECE』(第76巻、400万部)を筆頭に上位15作品中6作品が週刊少年ジャンプ掲載作品。
『テラフォーマーズ』が去年の75万部から90万部になり3位に(第12巻)。
アニメ化の影響か、『ハイキュー!!』(6位、第15巻、75万部)、
『東京喰種:re』(同列7位、第2巻、70万部)といったところが新たにランクイン。
あと、総論や各特集からピックアップをいくつか。
*今年は恒例の大手3社初版部数ランキングだけでなく、主なコミック誌の部数表も掲載。
出版科学研究所の出版指標年報に掲載されたデータ(年単位)とのことで、
日本雑誌協会の
印刷部数公表(3ヶ月単位)とは別になりますが、
出来れば毎年載せてもらいたいところ。
*『進撃の巨人』は年3冊単行本が出て、年間の販売部数は約2000万部で、
講談社のマンガ部門全体の売上の約1割に。
*『寄生獣』のアニメ化・映画化に伴う増刷は350万部くらい。
月刊『創』2014年5・6月合併号:特集【マンガ市場の変貌】雑感PR