『エマ』でデビューして10年が経つ森薫先生が
漫画誌「Fellows!」販促小冊子や他作品あとがきで描いた漫画などを集めた短編集が
ついに発売になりました。
森薫拾遺集 (ビームコミックス)表紙から裏表紙までメイド・眼鏡・制服・水着と森さんの好きなものてんこ盛り。
背表紙にバニーガールのお尻を持ってくるあたりもあざとくていいですよねw
初版の帯にはラフスケッチ集「SCRIBBLES」1&2復刻版の応募者全員プレゼント告知。
このラフスケッチ集は「1」がアニメDVD販促として、
「2」がコミックビーム2007年5月号付録として配布されたもので
現在入手困難でしたが、今回の『森薫拾遺集』帯に付いている応募券を
同時発売のフェローズ21号内にある応募台紙に貼って応募出来ます。
Fellows! 2012-FEBRUARY volume 21 (ビームコミックス)締切は4月13日。単行本派の人もぜひフェローズ21号買って申し込みましょう。
ちなみに別途郵便小為替等は必要ありません。
いつもながらこの辺フェローズ太っ腹だなぁ。
森さんの単行本恒例の手描きアンケートハガキも健在。
毎回「出すの勿体無い」という声が聞かれますが、
市販の官製はがきでアンケート出すのももちろんOKですから、
ぜひ感想等はどんどん送りましょう。
扉絵に
まえがき。
いつもの単行本だと「あとがき」は恒例ですが、今回はあとがきに加えて
まえがき、
なかがきも描き下ろし!
さて、収録作品のうち短編はだいたい紹介済なので当時のリンクを。
「すみれの花」(福島聡との合作。42ページ
or48ページ)
「モードリン・ベイカー」(5ページ)
「昔買った水着」(8ページ)
「見えるようになったこと」(8ページ)
「ブカちゃん」(8ページ)
「お屋敷へようこそ旦那様!」(16ページ)
「巣穴紳士倶楽部」(8ページ)
「クレールさんの日常茶飯事」(16ページ)
カバーストーリー(4ページ)
昨年12月9日に予想した記事と比べると、
なるほどカバーストーリーがありましたか。
そしてモノクロ1枚絵ではだいたい予想通りでしたが
コミックスドロウイング2号の表紙は入ってなかったですね。
「すみれの花」は当初のコミックビーム付録時の42ページバージョンでした。
原作担当の福島聡が終盤数ページを描き足した48ページバージョンは
福島さんの短編集「鵺の砦」で読めます。
鵺の砦 (BEAM COMIX)福島 聡
さて、単行本化を機にザッと読み返しましたが、やっぱり
濃いですね。
初読の人はいい意味で胸焼けするんじゃないかとw
特にバニーであれ水着であれ、あの肉感的なお尻!
そしてまだ短編でしかお目にかかれない現代キャラの新鮮さ!
さらに、コンプリートしてる人はなかなか居ないであろう
サイン会配布ペーパーの収録も嬉しいですね。
そして『カスミ伝』やアガサ・クリスティー文庫のあとがき!
そうか、その辺もありましたね。
「アニメーションガイド」からも、か……いろいろ忘れてたなぁ。
購入を考えている方に一つ注意点を挙げると、
通常の漫画作品はだいたい6割くらいで、残りは1枚絵やサイン会ペーパー、
他作品のあとがき等であること。
普通の作品のみをお求めの方は一応ご注意を。
さて、森さんのかなりのお仕事がしゅうろくされた今回の短編集ですが、
カラーイラストとなるとまだまだ未収録がたくさんあります。
12/9の記事で挙げた『萌える眼鏡っ娘の描き方』やオーロラ姫、
さらには「装苑」2005年2月号とか。
あとモノクロ絵でも、たとえば他作品の推薦オビ等も収録して欲しいところ。
その辺諸々を含めたカラーアルバム的なものもいずれぜひ企画してもらいたいなぁ。
フェローズ21号販促小冊子テーマは“擬人化”/『信長協奏曲』封入の森薫宣伝漫画『森薫拾遺集』発売記念原画展2月20日から千葉で開催『乙嫁語り』アングレーム国際漫画祭で受賞/各国版あとがきマンガ比較