「ハルタ」第5号より。
ハルタ 2013-JUNE volume 5 (ビームコミックス)笠井スイ 福島聡 嵐田佐和子 白浜鴎 長蔵ヒロコ 大武政夫 ほか
第三話(通算第三十話)「バダンとの会談」。
扉絵こそアミルでしたが、お話は引き続き兄・アゼルがメイン。
タラス編・双子編を挟んだということもあり、まずはアミルの実家・ハルガル家の逆境についておさらい。
アミルを連れ帰すことが出来なければ一族は飢え死に……しかし一度失敗した為、
ハルガルの長・ベルクワトは遠縁のバダンに助力を要請。
しかしバダンを信用できないアゼルは……
これまでにも何度かアミルや村全体に危機は迫っていましたが、今回はいよいよ最終局面。
なにしろ、今回はアミル奪還以外に「土地の強奪」という目的も加わり、
村人達に生命の危機が……
あー、森さんの漫画でこれだけ兵器がまとまって描かれるのは初めてじゃないかなぁ。
そしてふと思い出すのが、2004年12月に発売された
安永知澄『やさしいからだ』第2巻巻末で同作者と森さんの対談の中での一言。
森:ああ、でも、そろそろ誰か殺すシーンとか描きたいなあ。
『エマ』じゃなくてもいいんですけど。
人を斬り殺すとか首を絞めて殺すとかは「非日常」だから、
逆に作品の中でそういうシーンがあっても、資料とか実体験とかそんなにないわけで、
想像力の赴くままに血の飛沫とか、返り血とか内臓とか描く…
うん、描きがいがあるだろうなぁ
いよいよ「森薫の描く殺伐シーン」解禁か!?
しかしさすがにカルルクやエイホン一家が○されてしまうとも思えず、
一縷の望みは父の行動を快く思わないアゼルの決断次第ですが……さてどうなるか。
今号も24ページ。
ストックは24+24+24+番外編8=計80ページ。
角コミ2013夏に『乙嫁語り』アミルのグラフィグペーパートイなどアミルの兄・アゼルが主人公!?『乙嫁語り』第二話(通算第二十九話)やさしいからだ (2) (ビームコミックス)安永 知澄
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