これまでは第9話の11ページが最長(2巻まで)だったこの作品で
初の長編…と言っていいのかな?読切24ページ。
月刊!スピリッツ 2010年 2/1号 [雑誌]昔(旧:日践商業時代)は甲子園にも行ったことがあるなかなかの強豪校・
日践学院野球部の唯一の女子部員・都澤理紗(みやこざわ りさ 通称・ザワさん)の日常を
淡々と描いた『高校球児ザワさん』、
本拠地の週刊スピリッツから遠征して月刊スピリッツでの初登板。
お話はザワさんが日践に入学した春、なぜか
どこかの小中高一貫のお嬢様校の高等科入学式風景からスタート。
その理由はぜひ本誌にて。
まぁ鋭い方は上記2行で推察してしまうかも。
それにしても“その頃”は直接描かれてませんけど、今のザワさんからはどうも想像し難いw
あと、都澤家って21話扉絵(元旦こたつ図)を見るに庶民的な家かと思いきや……
その辺についてはまた読切がありそうな気が。
そして舞台変わって日践野球部。
(現在の3バカの中の)守口と花村の入部時に
既にユニフォーム姿でグラウンドを歩く女性部員が1人。
ザワさん、もう馴染んでますなぁ雰囲気にw
そりゃ守口と花村が上級生に間違えるのも無理は無い。
そういえばザワさんとシニアで一緒だった楠本が出てきませんでしたが、
この勘違いをさせる為?
今回初の24ページでしたが、話の展開や間の取り方だけでなく
横長3段組というコマ割まで普段の連載と同じだったので、
読後感はいつもどおりの「ザワさん」でした。
予告で“ストーリー読切”と謳われていたので
単行本2巻に収録されているパイロット作品のような
いろんな大きさのコマを組み入れたコマ割の読切かと思ってたら予想が外れました。
ちょっと残念でもあり、同じテイストで安心でもあり。
あと今号では『ザワさん』の作者・三島衛里子と
野球漫画の大御所・あだち充との“野球LOVE対談”も収録。
冒頭からあだちに
「下着を描く時の資料は?」
と尋ねたり、
男子野球部員2人組のストレッチ写真を見ながら
「この写真、なんかエロくないですか?」
と発言する三島先生がとても素敵ですw
日刊ザワ(三島衛里子先生のブログ)
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