羽海野チカ先生の連載作品は読みたいけど、
青年誌(しかもセックス&バイオレンス色の強いヤングアニマル)に抵抗があって
読めなかったという方も、この作品の為に毎号YAを買ってた方も、
待望の単行本がいよいよ発売に。
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3月のライオン 1 (1) (ジェッツコミックス)羽海野 チカ
『3月のライオン』は、幼少時に両親と妹を事故で亡くした
孤独な17歳のプロ棋士・桐山零が、
あかり、ひなた、モモの3姉妹とのふれあいの中で
少しずつ心のぬくもりを取り戻してく物語。
連載開始時からよく
“優しさあふれるラブストーリー”というフレーズが使われていますが、
今のところ前作『ハチミツとクローバー』からもイメージされる
男女の恋愛はほとんど描かれておらず、現在メインなのは
「親子・家族の愛情」といったあたりの“ラブ”。
あかり、ひなた、モモの3姉妹からは目一杯の愛情を受けている零ですが、
かつて不幸な事故の後に育ての親となってくれた幸田家では
辛い出来事ばかりだったようです。
その中で、今後の重要なキャラになるかもしれないのが香子。
将棋に負けた腹いせに零を殴ったこともあるようですが、
なにより零のモノローグ(P171)で
>すべての面において彼女は嵐のようにはげしかった
>棋風も 気性も
その美しさも と、いくらかの憧れがあったことがうかがえますし、
P127・128の「恋…」という回想はまさにそのもの。
この香子が上から覆いかぶさっているシチュエーションが
単にからかっていただけなら問題ありませんが、
もし香子のほうにも多少気があったのだとしたら、
今後零の相手として一番有力?なひなたに対して何らかのリアクションを起こし、
それをかばう中で零がひなたへの想いに気付く・・・
といった感じになるんじゃないかな~と。
【関連】
『ハチミツとクローバーイラストレーションズ』3月19日発売予定『ハチミツとクローバー』番外編第2弾:さて今回の主役は…『ハチミツとクローバー』全選手入場!!最後に、あとがきにあった予告カットを参考までに。
新連載開始前のYAがもう無かったので
正確にはもう“予告カット”ではない時点の小さなカットですが。
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ハチミツとクローバーイラストレーションズ羽海野 チカ
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