『ハチクロ』連載時にはふわふわの長い髪を編みこんでいて
“リアルはぐちゃん”のようだったらしい羽海野チカ先生。
しかし現在は隔週誌の締切に追われてることもあり、女子的なものをどんどん捨てて
髪もずいぶん短くなっていて、今や少年のようなりりしさとのこと。
(いずれも今回の記事のライター氏談)
「ああ、なんかのめり込む感じの作風だしなぁ」
と妙に納得してしまう。
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ダ・ヴィンチ 2008年 04月号 [雑誌]ということでダ・ヴィンチの記事からいくつかご紹介。
ヤングアニマルで『3月のライオン』を読んでいる時から気になってたのが、
第2話~6話まで扉絵でアイスがずっと描かれてたこと。
どうやらこれは作品タイトルの元にもなった映画のポスターに関連してたんですね。
<タイトルの由来に関して>
「映画は観てないんですが、そのポスターが好きだったんですね、すごく。
おかっぱの女の子が食べかけのアイスをくわえているポスターで、
その表情がすごくよかったんですよ。
それでその映画は観ていないんですが、タイトルは頭に残っていて。
イギリスのことわざなんですよね、これ。
3月はライオンのようにやってきて、子羊のように去る。
物語がつくれそうな言葉だなとずっと思っていたタイトルです」三月のライオン(トールサイズ廉価版)矢崎仁司
これですね。
はじめて新作タイトルを聞いた時になんとなく英国映画のようなイメージがあったんですが、
ことわざと邦画がごっちゃになって記憶してたか、う~む。
あと、なまじ将棋をかじってると、3月といえば
つい先日もあった“将棋界の一番長い日”くらいしか浮かばなかったんですが。
(A級順位戦最終日のこと)
2週間前に
『3月のライオン』第1巻の紹介記事を書きましたが、
当日は人身事故の影響等で帰宅が遅れ、
でも発売日に記事を書きたくて大慌てで書いたため
当初は二海堂や松本、スミス先輩らのことも触れたかったのに
途中からやたら香子に関することばかりになってしまい
自分的にはやや不本意だったんですが・・・
<香子について>
「叱られても仁王立ちでね。
カーディガンも、お父さんに外に出ろって言われて脱ぎ捨ててった、わざと。
こんな仕打ちには屈しないということを示すために。
それを見てた零くんをさらにボコリ!
香子は自分でもすごい爽快感を持って描いてました。
ああ、好きだなあ、この子って(笑)。
男の人はこういう子は嫌いかなと思いきや、
香子には感想がくるんですよ。面白いもんだなあって。
これからも彼女はぶっぱなしてくれると思います(笑)」ああ、今後もちゃんと暴れてくれるようで、
前回の記事もあながちあれで悪くなかったなあと思ったり(苦笑)。
記事は全4ページ。
私が旧ブログで
「■羽海野チカ氏、『ハチクロ』の次は将棋漫画?」
と題した記事を書いたのが2006年5月3日でしたが、
(該当記事は消えているので、一例として
ゴルゴ31さん2006年5月3日分参照)
やはりその頃から次回作の構想を練っていたらしいお話や
プロ棋士とマンガ家の共通点、青年誌に移った理由など盛り沢山。
興味のある方はぜひダ・ヴィンチ本誌をどうぞ。
あっ、ここでは書きませんが、
「(あるキャラ)に波乱の予感」なんてことも明かされてたりするので
気にする人は注意が必要かも。
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ハチミツとクローバーイラストレーションズ羽海野 チカ
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