公式発売日は13日ですが、エンターブレインの単行本は書籍扱いで入荷後すぐに販売してよく、
首都圏の早い店では11日、こちらでも今日発売になりました。
シャーリー 2巻 (ビームコミックス)森薫
エンターブレインの紹介ページ同人誌で発表された作品を集めて第1巻が発売されたのが2003年。
当時コミックビームで連載していた『エマ』の単行本第2巻と同時発売でした。
すると思ったより『シャーリー』の売れ行きが良く、担当氏から
「打倒シャーリー!」と冗談で言われるくらいだったとか。
その後2006年4月に『エマ』本編が終了、同年8月から『エマ 番外編』の連載が始まりますが、
そのお休み期間に描いたと思われる『シャーリー』の新作38ページが
同年10月発売の「コミックビーム増刊 フェローズ」vol.2に掲載。
以降、2010年・2013年・2014年に各2作品ずつ発表され、
11年ぶりの単行本第2巻発売となりました。
当ブログでは新作発表時ごとに紹介してきましたが、ここで改めて。
ただ2006年分はブログ移転前なのでログがありません、あしからず。
2006年10月 「ダンス」「風」
2010年4月
「お給料」 2010年6月
「留守番」 2013年3月
「届け物」 2013年4月
「お願い」2014年5月
「ハイヒール」 2014年8月
「昔のこと」単行本でまとめて読むと
「なんか冒頭にベネットさんとシャーリーの関係を説明してるシーンが多いなぁ」
と感じるかもしれませんが、これは新作の感覚が数年開くこともあり、
雑誌掲載時の新期読者さんへの配慮だったりします。
さて改めて読み返すと、各話ごとの「日常」「トラブル」「娯楽」「憧れ」「失敗」「葛藤」
といったテーマ的なものが単行本全体で絶妙なバランスになってるなぁという感じ。
そしてシャーリーの健気さ可愛さは言うまでもないですが、
最新話で見せたベネットさんの「いい女」っぷりもたまりません。
(結婚しよ)
そういえば2006年の記事で書いたことを思い出したので再掲になりますが、
「風」の回でベネットさんの
「(窓の立て付け修理を)誰か頼んでみるわ」というセリフがありますが、
後日その修理工として『エマ』のアルが登場したりしないかなーなどと思ったり。
ちょうど今回『シャーリー』2巻オビに「20世紀初頭のロンドン」と明記され、
『エマ』番外編最終話の頃と時代的にはリンクしてることが明らかになったし。
ただ、エマさんはもうウィリアム坊ちゃんと結婚する前後なので
「エマとシャーリーのメイド共演」は無理っぽいですが。
*パッと見た感じ、巻末あとがき以外は特に加筆無さそうですかね。
実はエンターブレインの
作品詳細ページには当初
単行本だけの描き下ろし12ページ
という記述があったんですが、いつの間にか消えていました。
うーん、スナップショット撮るの忘れてたなー。
検索エンジンのキャッシュも現行のものに変わってる。
誰か魚拓取ってませんかね?(苦笑)
*下に貼った英語版『シャーリー』第1巻は残念ながら絶版なんですが、
現在は別の会社(
Yen Press)が担当してて、『森薫拾遺集』なんかも翻訳してるので、
そのうちシャーリー2巻(&絶版の1巻)も出る可能性が高い、かな?
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